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なぜ毒舌タレントが人気なのか

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最近、毒舌タレントって人気ですよね。今、特に注目されている毒舌タレントと言えば有吉弘行坂上忍・ヒロミの3人ではないでしょうか。とくに有吉さん・坂上忍さんの2人は最近では毎日のようにテレビで見かけます。今のテレビの中心的なタレントとも言えるのではないでしょうか。彼らの特徴である相手のことを的確に捉えた毒のある発言に対して、初めは「そこまで言って平気なのか?」とヒヤヒヤすることもありましたが、今ではもはやズバズバと切り捨てていく発言に清清しささえ感じます。

なぜ私たちは彼らの毒舌に惹かれるのでしょうか?

その理由は、日本人に見られる、とある傾向にあると私は考えます。

 

日本人は他者から批判されることを恐れる傾向があります。他者から批判されることが恐ろしく、反対に認められることを望んでいます。(何も日本人に限ったことではないとは思いますが。)他者から批判されないように、日本人はいい人を演じているように私は思います。少なくとも、批判をされないように余計な発言は控えようという意識が強いと思います。批判されることは自分にとって不利益であるから、それを避けるためになるべく良い人であることを表面に出すのです。そして、実際に思っていることの多くをこころの内に秘めたままにしておきます。しかも、多くの日本人はこのことを自覚していないでしょう。優等生としてのメッセージは表に発信し、そうではないメッセージは無意識の内にこころの奥底にしまいこんでいるのです。

 

実際には他者を見下したり、他者を批判したりするような感情・考えを持っているにもかかわらず、無意識の内にそれを抑圧している日本人。そんな私たち日本人は、自分自身すらも自覚していない本音を外に吐き出すことができず、知らないうちにストレスを感じているかもしれないのです。本当の自分の感情や考えを自分自身が認めることができず、自分自身に嘘をついているのです。本来の自分でいられない状態はストレスを感じやすく、生きづらさにも繋がります。日本人は素直に自分自身の感情や考えを口にせず、優等生づらをしているのです。

 

そんな日本人にとって、上述の3人はどんな存在でしょうか。きっと、普段は無意識のうちに抑圧しているマイナスな感情・考えを惜しげもなく堂々と発言する彼らを見て、日本人は「よく言ってくれた!」と思っているのでしょう。日本人にとって彼らのような毒舌タレントは代弁者の役割を果たしています。自分では他者からの批判を恐れてなかなか口にできないようなことまで、彼らは堂々とカメラの前でずばずばと発言してくれます。それはとても清清しく感じられるでしょう。

そしてさらにいえば、彼ら毒舌タレントは日本人の憧れの的でもあるのでしょう。日本人は批判が怖いために自分の正直な感情・考えが言えないでいます。でもあの人たちはどんなに毒舌を言っても嫌われず、むしろ大人気です。できることなら自分もあのようにずばずばと自分の考えを言ってみたいものだと、多くの日本人が憧れているのではないでしょうか。

 

今回は毒舌タレントの人気と、日本人の批判を恐れる傾向との関連を考えてみました。そして批判を恐れる傾向は、自分自身に嘘をついてまでいい人を演じているため、それが生きづらさに繋がる可能性があるということを指摘しました。

 

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