生きづらいふ

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真面目系クズの僕が、毒親から離れることにした話

一人暮らしをすることにした。できるだけすぐに。

 

まず経緯を落ち着いて整理したいと思う。

 

僕は現在、実家暮らしをしている。両親と僕、弟2人の5人で暮らしている。が、この家族にはちょっと問題がある。僕が小さい頃から、ずっと夫婦仲が良くないのだ。

 

夫婦仲というか、母が一方的に父を嫌っているのだ。現在、一応同じ屋根の下に暮らしてはいるが、ほぼ家庭内別居のような状態だ。

 

僕たち3人兄弟はずっと母の背中を追って生きてきた。つまり、母と一緒になって父を軽蔑し、嫌ってきた。「4:1」という構図の家族なわけだ。父は父で無神経で、自分のことしか考えておらず、僕たち全員から嫌われている自覚があるのかどうかすら分からない。

 

僕たちは基本的に父と話すことはなく、たまに父がどうでもいいことで話しかけてくるくらいだ。それに僕は「あぁ」とか「・・・うん」という無愛想な返答しか返さない。

 

長い間、僕は母を信じて、母と一緒になって父を嫌ってきた。が、だんだんと母を信じられなくなってきた。今まで母が正しく、父は間違っている。という価値観で生きてきたが、少しずつ母も完璧な人間ではないのだとわかってきた。

 

それからというもの、僕は心の中で両親2人ともを「ダメな親」として見るようになった。自分の生きづらさの原因をいろいろ調べているうちに、どうやら小さいころの家庭環境が大きく影響していそうだ、と分かった。そして僕は、自分がゆがんだ性格になり、自己嫌悪に苦しむようになったのは健全な家庭環境がなかったためだと思うようになった。

 

しかし、真面目系クズな僕はこの両親の下での暮らしに甘えている。ろくにバイトもせず、ただ淡々と大学へ行っている。家庭内の人間関係は冷え切っているが、生活環境自体は恵まれている。十分にご飯は食べれるし、暖かくして寝れるベッドもある。

 

このぬるま湯環境に浸かりきってしまっている。しかし最近、少しずつ「僕は変わるためにこの家を出なければ」と思うようになっていた。僕にアイデンティティの未発達という負の影響をもたらした両親から離れ、環境を変えることで自分の人生を切り開いていかなければ、と思い始めていた。

 

 

だが、そう思っているだけでなんだかんだ現状に甘んじて行動に移せていない。しかし、おととい。現在、付き合っている彼女が僕の背中をドンっと押してくれた。(さらっと彼女の存在を明かしたが、僕には今、1年半付き合っている彼女がいる。)

 

「今すぐおうち出なよ。」

 

 彼女が突然、僕にそう言った。「どうして?」と聞くと、「今すぐにでも親から離れるべきだよ。」と、彼女は言った。

 

彼女には、僕の性格の悩みのこと・家族の問題のこと、などをほとんど話している。そして彼女もそれを理解してくれ、支えてくれている。

 

この間、僕は母に「そういえば、お父さんってどんな人なんだ?」と聞いた。21年間、父と暮らしてきたが、父が普段なにを考え、どんな価値観をもって生きているのか知らないのだ。だから聞いてみた。すると、

 

「あんたと同じだよ。あんた、そっくりだよ。」と言われた。この発言に対して、僕自身は特段ショックを受けたわけでもく、「ああ、やっぱりか」と納得していた。実際、父の悪いところを受け継いでいると思っていたからだ。

 

この母とのやりとりを彼女に話した。そして彼女は思ったらしいのだ。「お母さんは長年、お父さんのことを嫌っているのに、あなたはそのお父さんと同じだよ、なんて息子に言うセリフではない」と。

 

今まで僕が話してきた悩みや、今回の母と僕のやりとりを受けて、彼女は僕に「今すぐ親から離れること」を勧めてくれたのだ。しかし、それは決して親と決別することではなく、あくまでも僕の自立のために家を出たほうがいい、ということだった。

 

そして僕はそれに同意した。まさか今すぐ家を出るなんて考えもしなかったが、こうして人に背中を押されなければ、なかなか行動に移さないのが僕だ。今、これをきっかけにやるしかないと思った。

 

おとといの夕食後、すぐに母に告げた。「今すぐに一人暮らしすることにしたから」と。普段、僕は母ともあまり会話をしないため、こうやって面と向かって僕が考えていることをぶつけるのは慣れていない。

 

ここで、どうせならいつも思っていることを一気にぶつけてしまおう、と思った。そして、父と母の関係のことや、僕が自分の性格に悩み、苦しんでいたことなどを話してみた。

 

僕の期待としては、母は僕に同情してくれると思った。「あんたにはかわいそうなことをした。そんなに苦しんでいたのね。」と。が、そんな母親らしく思いやりのある言葉を期待した僕がバカだった。

 

「世の中の人はね、みんな何かしら苦労して生きてるんだよ。自分だけ不幸になった気でいるんじゃないの?」

「恵まれた環境にいるから、そうやって余計なこと考えるんじゃないの?もっと生きることに必死だったら、そんなこと考えないよ。」

 

この発言はおそらく正論なんだろう。世の中の多くの人が、母はなにもおかしなことを言っていないと思うんだろう。まったくそのとおりだ、と。

 

 

しかし僕にとって、この言葉は最高に悔しかった。自己嫌悪に苦しみ続けた僕の3年間をたった一言で否定されたのだ。たしかに多くの人にとっては自己嫌悪して余計なことをぐるぐる考えるなんて、まったく無意味で甘えたクズ野郎のすることなんだろう。

 

だけど、僕にとってこの3年間は重大な意味を持っていた。得体の知れない生きづらさから脱出しようともがいてもがいて、もがき続けていた。端から見れば、一歩も成長がないように見えたかもしれない。ただ余計なことばっかり考えて、怠けているだけに見えたかもしれない。

 

だけど本当に苦しかったんだ。自分だけ不幸な気分になっていたのは確かかもしれないが、そう思うほど苦しかったんだ。動きたくても動けず、変わりたくても変われず。そんな自分がキライで、路頭に迷っていた。

 

そのもがき続けた時間を、あっさりと母に否定された。ああ、この人は僕の母親ではないと思った。たしかに正論は言っているかもしれない。だけど、やっぱり僕はこの人から離れるべきだと思った。この人の近くにいる以上、僕は自尊心を育むことはできない、生活面でも精神的にも自立することはできないと思った。

 

僕が自分の現状を見つめて、少しずつでも前進していくためにはまず「環境」を変える必要がある。だから、僕は家を出て一人暮らしをする必要がある。それもできるだけ早くに。

 

そういうわけで、今ここで僕は人生を変えようとしている。親から離れ、はじめて自分で自分の人生を生きることをスタートさせる。そのためにはいろいろやらなくちゃいけないことがある。

 

僕はいつも、ついつい一気にいろんなことをやろうとしすぎて、自分にプレッシャーをかけすぎてしまうので、このブログで「今、僕がすべきこと」を一個一個、整理してやっていきたい。

 

ちょっと長くなってしまったので、それはまた次回の投稿にまわすことにする。

 

もし、同じような境遇から親元を離れ、頑張っている方や、僕のようになかなか踏み出せていない方などいましたら、コメント欄を設置しておくのでなんでもコメントしてください!僕もできる限り、返答していきたいと思います!

 


 

2016/12/10 追記

あれから2年が経ちました。

 

結局いまも家族と暮らしています。しかし当時とはちがう点が2点あり、ひとつは引っ越したこと。もうひとつは父と別居していること。

 

父と同居していることに耐えられなくなった母が、ひそかに引っ越しを計画し、夜逃げのような感覚で息子3人だけを連れて引っ越しました。なのでいま僕は、母と弟2人の4人で暮らしています。なぜか離婚はせず、あくまで別居という形で落ち着いています。ストレス源がなくなったので母も落ち着き、家庭はだいぶ平和です。僕と母の関係も比較的良好です。くわしくはこちらの記事を。

そういえば1年前から父親と別居しています

 

ちなみに上記の記事に登場した彼女とはつい先日別れてしまいました。彼女には感謝の気持ちでいっぱいです。

 

ほかにもいろいろ状況は変わったのですが書ききれないので、関連記事へのリンクを貼っておきます。直接話してみたいという方は「石の裏のダンゴムシの会」という、生きづらさを持った人たちが集まって話す会を主催してますので、興味あればご参加ください。

 

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石の裏のダンゴムシの会

毎月第4日曜日に東京・新宿で、生きづらさを感じている人が集まって語り合う会を主催しています。これまでに18回開催し、計40人ほどの方が参加してくださいました。興味のある方はダンゴムシの会のブログとツイッターをご覧ください。

ブログ→石の裏のダンゴムシ

ツイッター@dangomushi_14

 

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