生きづらいふ

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家入一真さんに会いに渋谷へ、そして僕は...

ちょうど1年前に、はじめて家入一真さんの本を読んだ。『もっと自由に働きたい』と「こんな僕でも社長になれた』の2冊を読んで、僕は家入さんのファンになった。それから、なんやかんやあって、僕はリバ邸八王子に遊びに行くようになった。リバ邸はもともと家入さんが立ち上げたプロジェクト。僕は間接的に家入さんに関わっているような気がして嬉しかった。

 

そして、ついこないだ。突然、リバハチの方からこんなお誘いが来た。

 

「今度、キメラ社に行って家入氏と話すけど、君も来る?」

 

う、うそ...?まじで...!?突然やってきた家入さんと会えるチャンス。以前から、「いつか会ってみたいなー」なんて思っていた。けど、こんな突然そのチャンスがやってくるなんて予想だにしていなかった。もちろん、僕は飛びついた。予定された日に、大学のゼミがあったことなんて忘れた。

 

だがしかし。家入さんと言えば、様々な予定をドタキャン、いやばっくれることで有名だ。自分のトークショーであっても、ばっくれることを厭わない人だ。「よ、よし、あんまり期待はしないでおこう...」そう思っていた。

 

そして当日。リバハチの方と渋谷で待ち合わせることになっていた。僕は予定より少し前に到着し、待っていた。その時点で、僕はもうすでに緊張していた。数分後に、家入さんに会えるかもしれない、と思うと自然とドキドキしてしまった。せっかくの機会を不意にはしたくなかったので、質問したいこともあらかじめ用意しておいた。

 

予定の時間になると、リバハチ管理人のうちの1人と合流できた。が、もう1人の管理人の方が、遅れていてまだ到着していないとのこと。約束の時間に遅れてはいけないから、とりあえずキメラ社に行こう、ということで、2人で向かうことにした。

 

5分後、キメラ社のオフィスの前に到着した。(このドアの向うに、家入さんが...。)緊張はピークに達していた。リバハチ管理人の方が、ドアをノックしようとこぶしを用意した。ここからの展開は驚くほど早かった。

 

「コンコン」

「ガチャ」

「あ、私、リバ邸八王子の管理人○○です。今日、家入さんいらっしゃいますか?」

「いや、いないですね」

「あ、そうですかー。分かりましたー。ありがとうございましたー。」

「ガチャ」

 

そして、5分後、僕たちは再び渋谷駅に戻ってきた。

 

「じゃ、帰るか。」

「は、はい。」

 

僕たちは解散した。

 

またたく間に僕は1人になった。あまりに展開が早すぎて、しばらくスクランブル交差点の前で立ち尽くしていた。家入さんはよくばっくれる、というウワサは本当だった。予想はしていたことだった。が、実際に食らってみるとそれはなかなかのもんだった。

 

さすがにこれで渋谷を去るわけにはいかないので、僕はそのまま本屋に行った。僕は普段、新刊なんか滅多に買わないのだけど、憂さ晴らしに買ってやることにした。そうでもしないと、何のために渋谷に来たのか分からない。「そ、そうだ、僕は渋谷に本を買いに来たんだ...!」そう自分に言い聞かせた。

 

せっかく新品の本を買うなら、最近出たばっかりの本を買おう、ということで5/26に発売されたばかりのphaさんの『持たない幸福論』を買った。そう、僕ははじめからこの本を買うために渋谷に来たんだ。うん、間違いない。きっとそうに違いない。

 

...家入さんに会うことはできなかった。けど、もともと僕はリバハチのおまけとして、ただくっついてきた大学生だったわけで、そんなに期待していてもしょうがなかったのだろうと思う。好きな有名人を見て、わーきゃー言ってる人たちと変わらない心境だったのだし。

 

それに、家入さんのばっくれ被害に遭ったというだけでも、なかなか貴重な体験だったんじゃないか、と思う。そう、そういうことにしておく。

 

もっと自由に働きたい (U25サバイバル・マニュアル) (U25 SURVIVAL MANUAL SERIES)

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新装版 こんな僕でも社長になれた

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