フットワークの軽い人に憧れる。頭で考えるよりさきに身体を動かし、どんどん行動に移していくような人になりたい、と思う。僕はどうしても、頭で考えすぎてしまい、なかなか行動に移そうとしない。ああでもない、こうでもない、と葛藤し、結局なにもしない、という繰り返しばかり。
行動に移すまえに頭で考えようとするということは、言い換えれば「慎重」ということだ。不測の事態や、失敗、危険などさまざまなことを考慮して、「ほんとうに大丈夫かどうか?」を吟味しているというわけだ。
単純に、”めんどくさいから”行動に移さない、ということも考えられるけど、それだって、「いま動くことは自分にとって不利益だ」と無意識的に判断しているから行動できないのだろう。慎重になった結果、動かないほうが吉だ、と知らぬまに判断しているのだ。
前に家入一真さんがこんなことを言っていた。
怖がりなんてのは、生存本能的に優れてるんだと思うよ。弱いウサギがその長い耳を一生懸命に立てて危機を察知するように、僕らは生きたらいいんだと思うな。 “@vivimus: @hbkr
怖がりな性格を変えたいです。
何から始めたらいいでしょうか(っ´ω`c)”
— 家入一真 (@hbkr) 2014, 12月 23
不安を強く感じるのは、動物として優れている証拠だと。自分の身をキケンから守るためのセンサーがよく働いているということだから。不安を強く感じる人は、動物としての生存本能が優れているんだから、無理に直そうとする必要はないんだと。なるほど。
しかし、いまの時代はかなり高いレベルで安全が確保されている。普通に生きていれば、そうそう死ぬことはない。だから、自分の身を守ることにばかり専念する、防戦一方の人生ではなく、自分のしたいことをやれる、攻めの人生を送ることができる時代なのだ。
ゆえにフットワーク軽くどんどん行動していく人は、自分の人生の満足感を高められるのだ。余計な不安を感じずに、自己実現を目指せるからだ。頭でごちゃごちゃ考えるより、どんどん思いつくままに行動していかないと、自分の欲しいものは手に入らないのだ。というか、自分が動きさえすれば欲しいものが手に入る豊かな時代になったのだ。