生きづらいふ

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ダメ人間がはじめて失恋したときの話

前回の続きです。今回は僕がはじめて失恋したときの話です。

 

*前回の記事はこちら

失恋と大学受験が僕の生きづらさを生んだ

 

僕は高校2年生のときにはじめて彼女ができました。その彼女とはおよそ2年間付き合いましたが、最後は僕がフラれてしまいました。なぜフラれてしまったのか、というのはいまだにはっきりとは分かりません。きちんと説明してもらえず、ただ「別れよう」とだけ言われてしまいました。

 

2012年の4月。おたがい別々の大学に通いはじめました。このときから、僕のなかには劣等感がありました。前回の記事に書いたように、高校の友だちはみんな必死に受験勉強をして合格したのに対して、僕はダメダメな受験生だったということにたいしてすごく劣等感を感じていました。

 

それは元カノにたいしても同じでした。元カノも一生懸命、勉強して無事に合格していました。ただそれだけで、元カノは「立派な人」、僕は「ダメなやつ」と思い込んでしまって、どこか拗ねているような態度で接するようになってしまいました。

 

元カノはキャンパスライフをとても楽しんでいるようでした。キャンパスライフ、サークル、バイト。絵に描いたような充実した大学生活を送っているようで、それもまた劣等感を感じる一因になってしまいました。僕のほうこそ、それなりに友だちに恵まれて、楽しく過ごしていましたが、僕はバイトもサークルもしなかったので、その点で劣等感を感じていました。

 

当然ですが、会う頻度は減りました。やがて、夏休みに入ると僕の劣等感はピークに達しました。毎日、なんの予定もなく、家でだらだらしていると、どんどん思考がネガティブになっていきました。(バイトもせず、僕はなにをやっているんだ。)(これじゃあ、元カノにどんどん置いて行かれてしまう...。)

 

このころから、僕が元カノに「会おう」と誘っても断られることが多くなりました。嫌われるということに人一倍、敏感な僕は誘いを断られるというだけで、ひどく落ち込んでいました。そんなこともあって、夏休み中の僕は病みまくっていました。限界だったので、大学の学生相談室に通いはじめ、翌年2月までお世話になりました。

 

いまおもえばおかしな話なのですが、このころの僕は「このままバイトもしないで怠けていると、彼女に嫌われてしまう。」と強く危機感を感じていました。バイトをしていないということに対する劣等感がすごかったのです。

 

そこで1度は、がんばってコンビニのバイトでもしよう!と決意しましたが、結局やりませんでした。どうしても動き出せなかったのです。決意したときは、固い決意表明をノートに書いたのですが、有言実行できませんでした。

 

これが大学1年の秋のことです。このころ、数回元カノと会いました。一生懸命、いい彼氏でいようと振る舞っていたような記憶があります。いま思えば、見苦しい行為でした。たぶんこのころにはすでに元カノの気持ちは冷めていたでしょう。

 

そして、11月。僕は彼女に話があると言って、呼び出しました。ちょうどこの時期に、ネットでアダルトチルドレンのことを知って、「僕はこれなんだ!」と気づきました。そのことを元カノに話して、理解してもらおうと思ったのです。いまおもえば、ただ言い訳がしたかっただけなんですけどね。

 

会って、元カノに話しました。静かに聴いていてくれましたが、もしかしたらほとんど聞き流していたかもしれません。僕が話し終わると、元カノは静かに話しはじめました。くわしくは覚えていませんが、とにかく「もう付き合えない」とのことでした。その理由はきちんと説明してもらえませんでした。ただ忘れてしまっただけかもしれませんが。そしてそのまま元カノは帰ってしまいました。

 

直後は頭が状況に追いつきませんでした。そのまま家に帰るのは嫌だったので、近くの川へ行ってしばらく呆然としていました。涙がでそうで出ない。感情の出し方がわからず、もやもやしていました。とにかく苦しかったのは覚えています。

 

その翌日から僕は謎の決心のもと、ランニングをはじめました。失恋パワーをランニングという形に昇華させ、あまり得意ではないのに走りまくりました。夕食後の筋トレとランニングを日課にして、1ヶ月続けました。1ヶ月後にノロウィルスにかかって休んでしまったのをきっかけにその習慣はやめてしまいました。

 

失恋から数か月後。僕は高校時代の部活の先輩と飲みに行きました。お互いの近況なんかを話していたのですが、途中で先輩が「そういえば別れたらしいじゃん。」と言いました。元カノもおなじ部活だったので、先輩も元カノのことはよく知っていました。よく聞いてみると、先輩が元カノとばったり会ったらしく、そこで別れたことを聞いたようでした。

 

そのとき元カノが先輩になにをどう話したのかは知りませんが、先輩は僕に「おまえクズだな笑」と笑いながら言いました。なにを聞いてそう言ったのかは分かりませんでしたが、自覚はあったので「はい、クズでした笑」と答えました。一応、笑い話的な感じで話していましたが、このとき先輩から言われた「おまえクズだな」をけっこう引きずることになってしまいます。

 

この先輩との会話がきっかけで、なぜか僕は高校時代の友だち全員が僕を「クズだ」と思っているという被害妄想をするようになりました。おなじクラスだった友だちも、部活の同期も、後輩も先輩もみんな僕を「クズだ」と思っているんじゃないか、と。それに加えて前回書いたように、大学受験によって生まれた劣等感もあって、僕は高校時代の友だちたちとまったく連絡を取らなくなりました。

 

よく遊んでいた友だちや、慕ってくれていたかわいい後輩たちから連絡が来ていたのですが、すべて無視してしまいました。「頼む、もう連絡しないでくれ。ほっといてくれ。」と思っていました。やがて連絡はこなくなりました。けど、僕は彼らのことが嫌いになったわけではなく、いつか僕が「もう平気だ」と思えるときがきたら、彼らを誘って食事に行きたいと思っています。身勝手な話ですが...。

 

というわけで、大学受験のときの劣等感と、失恋、そして先輩から言われた「おまえクズだな」がそのまま大学時代の僕の生きづらさに影響を与えたんじゃないかなと思っています。これらのできごとがきっかけで、僕の自尊心はかなりすり減っていきました。そして、強い自己嫌悪や対人恐怖、被害妄想をするようになりました。

 

あれから4年。やっと僕は元気になってきました。いまだにクズだと思いますが、4年前よりはましなクズになったと思っています。

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