生きづらいふ

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小さなプライド

いまひとつ悩んでいることがある。

 

僕は普段、LINEやツイッターやブログなどで自分が笑っていることを表現するときには、「笑」を文末につけている。たとえば、「ふとんが吹っ飛んだ笑」といった具合にである。

 

しかし、自分が笑っていることを文章で表現する方法としてもうひとつ主流のものがある。それは「w」である。小文字のwを文末につけることで笑っていることを表現することができる。これはネット上でよく見かける。

 

数年前までは一部のネットユーザーだけが使っていたものだったが、いつのまにか大衆に浸透し、いまでは女子高生などでも普通に使っていたりする。以前までは「w」を使うのはオタクというイメージがなんとなくあったが、いまはそのイメージはだいぶ薄れてきているように思う。

 

冒頭に言った悩みというのはほかでもない。この「w」を使うに使えないというものである。ツイッターやLINEなどでたびたび「w」で自分の笑いを表現したいときが幾度となくあるのだ。しかしそのたびに小さなプライドが邪魔をしていつものように「笑」を使うのだ。

 

僕のなかでは、「笑」は正統派で、「w」は庶民派、といったイメージがなんとなくあるのだ。べつに「w」を使う人を見下したりはしていないのだが、いざ自分が使うとなるとなんとなくプライドが邪魔するのだ。「自分は正統派でいたい」と。

 

しかしである。「w」は非常に便利である。「w」がだいぶ浸透していることもあって、「笑」よりも文章からおもしろさが伝わってきやすい。「ふっとんが吹っ飛んだw」としただけでも「笑」よりなんとなくくだけた印象を与える。

 

そして「w」の真骨頂はその量によって笑いの度合いを表現できることにある。「笑」の場合には2つかせいぜい3つくらいが限度である。「ふとんが吹っ飛んだ笑笑笑」と。しかし「w」だったら、もっとたくさんつけることができる。

「ふとんが吹っ飛んだwwwwwwwww」と。どうだ、なにもおもしろくないダジャレが幾分おもしろくなったように感じるのは僕だけだろうか。

 

きっとこのちょっとしたプライドを捨てて、一度使ってしまえばなんてことはないのだろう。もっとはやく使っていればよかったと後悔すらするかもしれない。そんなに難しいことではない。変な見栄をはる必要はないのだ。

 

いやしかし、僕にとっては大事なプライドだ。やっぱり安易に「w」を使うわけにはいかないのだ。僕はいつまでも正統派でいたい。絶対に「w」を使うわけにはいかない。これまで僕はいつだって「笑」を使うことによって自分の笑いを表現してきたし、それによって自分が正統派な人間であることをアピールしてきたのだ。口が裂けても「w」など使うわけにはいかない。

 

あぶない、あぶない。もう少しで大事なプライドを捨てるところだった。これからもこれまで通り「笑」を使っていくということで悩みが解決した。確認の意味も込めて、最後にとっておきのダジャレで締めようと思う。もちろん文末にはあれをつけて。

 

 

屋根がこわれた。やーねーwwwww