生きづらいふ

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ひきこもりと図書館

いまの自分を「ひきこもり」と呼んでいいのかよくわからない。けど世間的にはひきこもり兼ニートなのだろうきっと。社会参加していないし、外出するのも週に2~4回ほどだ。外出といえば、ちょっと近所を散歩したり、買い物に行ったりする程度だ。「完全なひきこもりになってはいけない」という気持ちでいるので、簡単な用事でいいから外に出るようにしている。

 

外出するのはあまり好きではない。いろんな土地を訪れたり、景色を見たりするのはむしろ好きなんだけど、どうしても周囲に人がいるという状況に気疲れしてしまうし、疲れやすいのですぐに家に帰りたくなってしまうのだ。おまけにつねにお金がないので、気軽に喫茶店に入ったりして休むこともできない。たぶん同世代が聞いたらどん引きするほどお金を持っていない。

 

そんななかで、図書館というスポットはすばらしい。僕の外出に対するウィークポイントをすべてカバーしてくれるのがライブラリーという場所だ。それを今日は語りたい。

 

静か

 図書館のいいところ。まずは静かであること。大きめの図書館だとちょっとざわざわしたりするが、人の少ない図書館はほんとに静かで落ち着く。外の世界はいつも人が多くて、落ち着かないけど、図書館はみんな本を読んで自分の世界に入っているので平和だ。

 

座れる

最近は休憩できるベンチを置いている商業施設が多くなってきたが、それでも外出先で座れる場所は少ない。お金を出して喫茶店やファーストフード店などに入らないとゆっくり座れない。そんななか図書館は座れるのでグッジョブだ。いまの時期は冷房も効いていてまさにオアシスだ。僕はすぐに腰が痛くなってしまうので、座れるというのはものすごく大事なポイントだ。

 

無料

とくに説明は不要だ。お金がないとなにもできない現代において無料で利用できるありがたみを感じる。

 

本が読める

あたりまえだけど、図書館に行けば本が読める。最近は本を読むのがめんどくさくなってきた感があるけど、いままでの人生で本を読んで救われたことが何度もあるので、やっぱり読書は大切だと思う。

 

自動的に外出の予定ができる

ひきこもりにとってこの点はすごく大きいと思う。本を借りたらだいたい2週間後までには返さなくてはいけない。つまり2週間以内にまた図書館に行く用事が自動的に発生するのだ。で、返したときにまた新しく本を借りれば、少なくとも2週間に一度は外出するというルーティンが完成する。これはツタヤなどでもおなじで、自動的につぎの外出予定ができるというのはかなりのメリットだと思う。

 

以上が僕にとっての図書館のメリット。

 

恵まれたことに、僕の家から自転車で30分圏内のところに図書館が4つもある。微妙に遠いので行くのがめんどくさいときもあるけど、これだけ図書館があるといろんな本が読める。A館にはないけど、B館にはある本とかが読める。できるだけつねになにかしら本を借りるようにしている。そのおかげで完全にこもりきりにならなくてすんでいる。

 

最近は行ったことのない図書館に行くのがひとつの楽しみになっていて、本は借りないけど訪れた街の図書館に入ってみたりすることも多い。読みたいけど地元の図書館にない本を探したりとか、ただたんに座って休憩したりする。

 

ほんとはもっといろんなところへふらふら出かけたいのだけど、お金がないので図書館にばかり頼っている。言うほど通い詰めてるわけでもないのだけど。やっぱり家が落ち着くので家にばかりいる。外出先では図書館が一番落ち着く、という話。