生きづらいふ

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「社会は甘くない」という言葉のせいで社会が楽しそうに見えない

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「社会は厳しいんだぞ」

「社会はそんなに甘くない」

 

よく学校の先生や親からこんなセリフを聞かされてきた。

 

「社会に出たら誰も助けてくれないし、自分で何とか生きていかなきゃいけないんだ」

「いつまでも誰かに頼っていたら、社会で生きていけないぞ」

 

そう大人は言う。

こんなセリフを聞かされてきたのはたぶん僕だけじゃないだろう。

 

大人たちはどうしてこんなことを言うのだろうか?

僕たちの将来を心配して言ってくれているのだろうか?

 

心配してくれているのだとしたら、その心配は僕にとってはあまりありがたくない。

僕にとって「社会は甘くないぞ」という言葉は脅しでしかない。社会というところはとても厳しくて、少しの失敗も許されないような恐ろしい場所のように思えてしまう。

 

 

大人たちのこの言葉のせいで僕は社会というところがまったく楽しそうに見えない。

 

学生にとって、社会というところはいまだに足を踏み入れたことのない未知の世界だ。しかも、そこで人生の大半を生きていかなくてはならない。何十年も社会の中で、働かなければならない。

 

それなのに、社会が楽しそうに見えない。それどころか恐ろしいところのように思える。

 

大人たちが「社会は甘くない」と口をそろえて言うのは、そう自分たちが感じているからだろう。働くのはとても大変で、苦労がいっぱいあるのだということを伝えたいのだろう。

 

大人たちのセリフは、僕たちへの忠告というよりは、大人たちの「自分たちがんばってますアピール」なのではないだろうか?

 

 たしかに社会は厳しくて、そんなに楽しいところでもないのだろう。だけど、そのネガティブなイメージを子どもに植え付けないでほしい。いくら社会が厳しいとはいっても、これからの自分の未来を悲観せざるを得ないようなことは言ってほしくない。

 

もっと「社会ってこんなに楽しいんだぜ!」とアピールしてほしい。

 

これからの日本を担う若者が未来に希望を持てなくてどうする。

今、日本を担っている大人たちがそのきっかけを与えてどうする。

 

僕は将来、自分に子どもができたら言いたい。

「学校は楽しいか?もし学校を卒業しても、もっと楽しいところが待ってるぞ。大人の人生は楽しいぞ。」と。

 

胸を張って子どもにこのセリフを言うために、僕自身が楽しく生きてその姿を子どもに見せてやらなくちゃと思う。