生きづらいふ

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過剰なプライドとは、この世でもっとも邪魔なものである

自分への誇り。そういう意味では、プライドは誰しもが持っているべきものだ。しかし、行き過ぎたプライド。必要以上のプライド。虚栄心とも言い換えられるようなプライドは、この世でもっとも邪魔なものでしかない。

 

自分に自信がないことを隠そうとするためのプライド。本当は自分に自信がないくせに、それを他人に知られたくないがために、自分を大きく見せる。本当の自分、弱い自分を見せまいと、必死に見栄を張る。そんなくだらないプライドは邪魔ものでしかない。

 

プライドが高いと、自ずと傷つくことを恐れるようになる。自分が失敗なんかするわけない、と思っているので、失敗するような機会を避ける。プライドが傷つくような場面を避けるようになる。結果、確実に自分にできるようなことしかしない。できることは限られているし、たいしたこともできないので、しょうもない人間になる。

 

プライドが高いと、傷つくことを避けるので挑戦しなくなる。結果、いつまでたっても成長しない。しょうもない人間から成長することができない。仮になにか失敗を犯す機会があったとしても、失敗を素直に受け入れようとしないので、反省・改善をしない。だからやっぱり成長しない。

 

プライドが高い人に圧倒的に欠けているのは、素直さだ。現実をそのまま受け入れることができない。自分のなかにある幻想を打ち崩すことができないので、現実を直視することができない。現実を直視することができないので、現実から学ぶこともできない。学ぶことがないので、その人はつねにそこに留まったままである。現状維持しかできない。

 

過剰なプライドなど捨ててしまえばいい。自分のなかの幻想を捨てて、現実と付き合っていけばいい。傷つくことを恐れず挑戦し、どんどん失敗すればいい。素直に失敗を受け入れ、謙虚に学んでいけばいい。

 

行き過ぎたプライドなんか邪魔ものでしかない。いますぐ捨ててしまえ。

 

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