生きづらいふ

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就職から逃げたコミュ障がついに社会人になった

こないだの月曜日からついに社会人になってしまった。まだとても「社会人です」と名乗れるような人間ではないのだけど。敬語とかマナーを知らなすぎて、学生が会社に潜り込んでいるような感覚だ。

 

ようやく最初の1週間が終わった。早かったような長かったような。毎日毎日、必死に食らいついていたら土日がやってきた、という感じだ。心身ともに疲れたし、ようやく息がつけて安心している。

 

仕事内容はもちろん、社会人としての常識・マナー、社員の名前と顔。覚えることがたくさんありすぎて大変だった。「これが働くってことか」と痛感した。3月までやっていた派遣の仕事とはすべてがちがった。同じなのは荷物をロッカーにしまうところくらいだ。

 

正直、1日目と2日目の段階ですでに心が折れかけていた。体力的にもしんどくて、精神的にも憂鬱さがあった。「これやっていけるのか、、?」と。しかし人間の順応力というのはすさまじく、3日目で体力的にも精神的にも慣れてきて、すこし自信が芽生えてきた。

 

朝はやく起きることにも慣れ、社員とコミュニケーションを取ることにも若干慣れ、仕事もすこしずつ覚えてきた。「よしよしいけるぞ」と感じられたことですこしだけ余裕が生まれた。なので水曜日以降はわりと元気に出社することができた。

 

言ってしまうと、ITのベンチャーで事務の仕事をしている。いままではほぼひとりでやっていたという先輩社員の下につき、手取り足取り教えてもらいながら事務作業をしている。正直、まだ自分がやっている作業がどういう段階・位置づけの作業なのかよく把握できていないままやっているので、はやく全体像をつかみたいと思っている。

 

とにかく一瞬気を抜くと、自分がいまなにをやっているのかが分からなくなってしまうくらいいろんな業務をやっている。おそらくまだ全体の1~2割くらいしか教わっていないような気がするが。事務の仕事だけでなく、この会社のメイン事業のことも把握しておく必要があるので徐々に理解していきたい。

 

それから一番恐れていた「電話応対」と「来客応対」もやった。そんなの超絶コミュ障の僕にはできっこない、と思っていたのだけど、電話に関しては20件もこなせばある程度慣れてきてしまった。最初のうちは相手が言った「〇〇会社の〇〇です」がまったく耳に入ってこなくて、電話を取り次がなくてはいけないのに、誰からの電話だったのかがわからなくなってしまうという事態に何度も陥った。

 

しかしこれまた人間の順応力はすばらしく、ある程度の数をこなせば多少慣れてくる。いまだに、聞いたことのない社名や長い社名などは聞き取れないことがあるが、その場合には落ち着いて聞き直すこともできるようになった。来客応対はそこまで難しいものではないのですぐ慣れたが、「これ男性がやっていい仕事なんだろうか、、?」と違和感を感じた。たぶん関係ないだろうけど、もうちょっと身だしなみに気をつけないといけない。(基本みんな私服で働いている)

 

社員とのコミュニケーションに関してもある程度は慣れてきた。しかしやっぱりコミュ障を発揮しまくっていて、せっかく話しかけていただいたのにいまいち会話を広げられずに気まずい感じにしてしまったり、気を遣わせてしまったりすることが多々あった。みなさんとてもいい方々で、僕が想像していたような怖い上司や大人は全然いなかった。それだけに気を遣わせてばかりで大変申し訳がない、、。

 

あしたからまた1週間がはじまる。徐々に仕事のハードルが上がっていくだろう。また心が折れかかるような場面に直面することもあるかもしれない。けどすこしだけ踏んばれば乗り越えられそうならがんばろうと思う。ほんとに「無理だ」と感じたらそのとき考るか、だれかに相談する。

 

読者のなかにも、4月から社会人になった方がいるかもしれない。いっしょにがんばりましょう。また、がんばりすぎないようにがんばりましょう。