生きづらいふ

人生をクリアに、シンプルに、さわやかに。

結婚した

先日、婚姻届を提出し、晴れて結婚した。

 

いわゆる新婚というやつだが、至って変わりない生活を送っている。去年末から同棲を始めていたので、大きく生活が変わることもなく、引き続き平日はリモートワークをしながら平々凡々に過ごしている。最近は花粉症がつらい。

 

結婚してみた感想はどうか。

 

婚姻届が役所に受理された瞬間になにか世界が変わったわけではないので、特別こうわかりやすく心境の変化みたいなものはいまのところないのだけど、やっぱり一日のなかで何度かふと「結婚したのか...!」と感慨に耽るというか、ほっこりするというか、そんな気持ちにはなる。

 

あとは家族・親戚や友人・職場の人、奥さんの友人などからお祝いの言葉をいただいたりした時は単純に嬉しいし、自分たちが思っている以上に祝福してくれるので、結婚ってめでたいことなんだなあと、逆に気づかせてくれる。

 

他人との会話で恋人のことを話題に出すとき、結婚する前は「彼女」だったり「恋人」と表現していたところを「奥さん」「妻」と呼ぶようになったのが、いまのところ一番結婚を実感する瞬間かもしれない。

 

「奥さん」や「妻」というと「彼女」と違って、人生の伴侶感があって、なんかいい。

 

そんな感じで、結婚して大きな変化を感じるというよりは、折々でじわじわと実感しているというのが正直なところなのだけど、そもそもなぜ結婚したのか。

 

もともとコミュ障で、内向型で、一人が好きで、自己肯定感が低く、社会に出るのが怖くて、一度はニートになったりもしたどう考えても一生結婚できなさそうな男がどうして結婚したのか。

 

まず大前提の奥さんとの出会いについては、もう本当に運というか、縁があったとしか言えない。めちゃくちゃ努力してコミュ障を治して婚活しまくったとかそんなことは一切していない。心がある程度健康になっただけで、基本的な性格は昔からたいして変わっていない。

 

だからもう奥さんに感謝しかない。

 

出会いのことは一旦置いておいて、どうしていま結婚することにしたのか、結婚に対するモチベーションはどうだったのかについては、これは奥さんともよく話しているが、ふたりとも結婚に対するモチベーションがそんなに高くなかったからこそ、いま結婚したのだと思う。

 

ふつう逆じゃないかという感じだけど、ふたりともめちゃくちゃ結婚願望が強かったわけではない。どちらかといえばしたいけど、いまじゃなくてもいい。でもいま結婚しない明確な理由もない。じゃあいましようか。そんな雰囲気だった。

 

もともと5年前から知っている仲というのもあって、この人が結婚相手でいいんだろうか?というような不安は一切なかった。結婚しようがしまいが、ずっと一緒にいるだろうなという謎の安心感があった。あとは「いつするか」という決めの問題だった。

 

子どもができたりするとかなり生活が変わるのでもう少し慎重にはなるが、結婚するだけだったら大きく生活が変わるわけではないので、むしろはやめにしてしまった方が仕事や子育ても含めて計画や準備もしやすいのではないか、という合理的な奥さんの考えもあった。

 

そんな感じで、わりとゆるっと結婚を決断した。もちろん本当に決意した瞬間は、それなりの想いを持って決意したけど、その前段の動機という意味ではそんなような感じだった。

 

こうしてこのブログで淡々と結婚の動機について書いているのが自分でも違和感があるが、読者の皆さんはどうだろうか。生きづらいふという看板を掲げておきながら、結婚だと?と憤っているだろうか。できればひっそりと暖かく見守っていただけると嬉しい。

 

とまあ、結婚直後の心境や結婚を決めた理由などを書いてみた。

 

それから今回入籍にあたって、僕が奥さんの姓に改姓をした。一般的には奥さんが夫側の姓に改姓するのが多いんだろうと思う。いつのデータか知らないが、夫側が改姓するのは日本では4%しかいないという話も聞いたことがあるので、今回4%の男になったということで、次回はその辺についても書いてみる。

 

結婚したけどこれからも、おだやかに優しく生きていこうと思う。