生きづらいふ

人生をクリアに、シンプルに、さわやかに。

散歩とラジオ

ようやく気分が浮上してきた。

 

一時は頭を抱えるくらい落ち込んでしまって、本当に頭を抱える仕草をしていた。自己否定や申し訳なさ、不甲斐なさ、自己嫌悪。心のなかでいろんなものが入り混じって、ゆっくりと渦巻いていた。いま話題のブラックホールのように。

 

そしていつものようにもがいてもがいて、なんとか気持ちが浮上してくるその時を待っていた。

 

前回書いたようにHSPというものに着目して、ここに解決のヒントがあるんじゃないかとAmazonで本を買って読んでみたりもした。それで劇的に改善したわけではないが、なにか解決のための行動を取った、情報を得たというだけでもすこし気は楽になった。

 

あとはただひたすらに一人でじっくりと過ごしていた。

 

今日にはかなり気分も落ち着いてきて、いまは落ち込んでいた時の自分が別人のように思える。いつもそうだけど、不思議なもので一度落ち込みから抜け出すと、落ち込んでいた時の細かな心情とか考えていたことを忘れてしまう。それこそ本当に夢から覚めたかのように「あれはなんだったのか」という感覚になる。

 

ようやく浮上してきたので、今日は外にでも出ようと思い、お昼頃から一人で散歩にでかけた。

 

いまの家で暮らし始めてから早半年弱が経つが、まだ近所で歩いたことのない範囲があったのでそちらの方に向かってなんとなく歩いてみることにした。そして歩くときのお供として、ラジオを聞くことにした。

 

ラジオというかポッドキャストなのだけど、お供にしたのは「チャポンと行こう!」という番組。

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ここ1週間以内にたまたま知った番組なのだけど、「北欧、暮らしの道具店」というECサイトを運営している会社の女性スタッフお二人がパーソナリティをしている番組で、とても穏やかで優しい雰囲気のトークラジオ。

 

どちらかというと内向的なタイプの方々で、トークテーマもそんなような話題が多かったので最近聞き始めた。とても安心感があって、時々激しく共感するところもあって、気に入っている。

 

今日の気分としてもまだ穏やかに過ごしたい気分だったので、散歩のお供にちょうどよさそうだと思い、過去回で適当に気になるタイトルのものを聞き流しながら歩くことにした。

 

結果的に家を出てからほぼ2時間後に帰宅したのだけど、散歩もラジオもとてもよかった。道中見つけた公園やお店などに寄り道をしながらだったので、2時間ずっと歩いていたわけではないけど、近所の未開の地を探検できたのでとても楽しかった。

 

やっぱり知らない道をてくてく歩くのが好きだなあと思った。

 

こんなところに公園があるのか。こっちは学校か。出てくる学生たちは部活終わりかな。こっちは立派な家だなあ、いくらくらいするのかなあ。この家きれいでいいなあ、将来こんな家を建てたいなあ。この坂はちょっとしんどいなあ。お、ここにドラッグストアがあるのか。このスーパー来たことなかったけど意外といいなあ、今度奥さんを誘ってみよう。

 

そんなことを考えながら散歩をするのは楽しかった。

 

お供にしていたラジオもやはり穏やかで安心感があってよかった。特に、心も身体も疲れてしまった時どうするか、というテーマで話していたこの回がよかった。

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頭が疲れた時はこう。身体が疲れた時はこう。心が疲れた時はこう。と、どこが疲れているかによって取る行動を工夫しているという話があって参考になったし、心が疲れる時はほんのちょっとしたきっかけで一瞬で疲れきってしまうよね、という話があって共感の嵐だった。

 

「そんな時はただただじっと待つしかない」というようなことを言っていて、やっぱりそうだよなあ、それしかないよなあ、と共感しながら聴いていた。と同時にみんなもそうなんだなあ、と安心した。

 

そんなことで、ある意味病み上がりの今日は散歩とラジオを通して、心を充電したという話。