生きづらいふ

人生をクリアに、シンプルに、さわやかに。

希望に溢れているネットと、現実的なリアルの世界

好きなブロガーさんのなかには、「好きなことだけして生きていこう」というメッセージを発している人がいる。「やりたくないことを無理してやる必要はない」「やりたいことだけやろう」と魅力的な言葉を並べてくれる。僕はその言葉に希望を感じた。

 

そういった魅力的なことを発信してくれるブロガーさんはたくさんいる。だから僕は毎日、そういったブログを購読している。そして毎日、希望を与えてもらっている。ネットの向うにはそんな魅力的な人たちがたくさんいる。そして僕もこんな人たちみたいになれるのかな、なんて思ったりする。

 

けど、僕は普段触れているリアルな世界ではそんな人たちはいない。僕の大学や、たまに行く派遣バイト、などはとても現実的で一般的な世界だ。みんな普通に大学に通い、普通に遊び、普通にバイトをして、普通に就職していく。普通に働き、普通に生活していく。

 

リアルの世界には、僕がいつもネットで触れている非常識な人たちのような人はいない。「やりたいことだけやって楽しく生きよう」なんてことを言う人たちはいない。「就職しない道もある」なんてことを思っている人たちはほとんどいない。みんな社会のレールの上に乗って生きている。

 

それで僕はいつも不安になる。「僕はすごくおかしなことを考えているんじゃないか?」って。僕が好きなブロガーさんを否定するわけでは決してない。けど、僕がそういう人たちの言葉を真に受けて、夢を見てしまうのはすごく危険なんじゃないか、と思う。

 

僕がいつも触れているネットの世界と、リアルの世界には溝がある。ネット上には魅力的で夢のような価値観がころがっている。リアルの世界には、現実的で希望のない価値観がはびこっている。この両方の価値観にはさまれて僕はどうしたらいいか、わからなくなっている。