生きづらいふ

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向上心が薄れてしまったダメ人間の人生第2フェーズ

このブログを始めたのは10年前。2014年だ。

 

その時、僕は21歳で、大学生だった。思春期というかモラトリアムというか、とにかく精神が不安定で、自分のことが嫌いで、周りが羨ましく、ずっと落ち込んでいた。そんな状態からなんとか抜け出そうとして四六時中、人生や自分の性格について考えていた。

 

ある意味、向上心があったと言えるかもしれない。当時はそんな立派なものではなく、とにかく苦しかったのでそこから抜け出したいと思っていただけなのだけど、いまの自分より良くなろうとしていたことは間違いない。

 

そこからなんやかんやあって社会人になり、そもそも悩んでいる暇がなくなり、ありがたいことに人間関係も充実していたことで、落ち込む頻度・深さがだんだんと和らいでいった。

 

さらに時が経ち、結婚した。自分に好意と敬意を持ってくれて、僕も相手に対して好意と敬意を持てるパートナーができたことで、精神的にもかなり安定するようになった。同時に生活習慣自体もかなり改善されたので、心身ともに健康に近づいている。

 

間違いなくいまとても幸せで、かつてのような自己嫌悪に取り憑かれたような日々からは抜け出せたと思う。

 

ただし、向上心的なものがなくなってしまった。

 

当時もがいていた頃に持っていた「いまの自分よりよくなろう」という思いが薄らいでしまって、どちらかというと「現状維持」に重きを置くような生活を送っている。それはそれで悪いことではなく、とてつもなく幸せなことだとも思う。

 

しかし、それではダメなようだ。

 

仕事は一度も転職せず、正直惰性でいまの会社に居続けている。仕事がものすごく気に入っているわけでもないし、会社のことがすごく好きなわけでもない。かといってものすごく嫌なわけでもないので、なんとなく抜け出せずにいる。

 

仕事以外の時間は、最近は自動車教習所に通ってはいるが、それ以外はYoutubeやNetflixでお笑いやドラマを見ているだけのことが大半だ。とくにYoutube中毒ぶりは相当なもので、とくに見たいものがあるわけでもないのにとりあえずYoutubeを開いて、なにか時間を埋める動画を日夜探している。

 

友達は相変わらず少なく、人付き合いもよくない。

 

10年前の何もできなかった自分を考えれば「だいぶまともに」生きているとは思うが、やはり一人の人間・男性・夫・社会人としてはまだまだ「足りてない」。できないことが山ほどあるし、相変わらず重度のコミュ障だ。

 

もともとダメ人間で、コミュ障で、真面目系クズなやつで、10年前はそんな自分が大嫌いで病んでいた。そこから環境の変化もあって徐々に自分を受け入れられるようになり、ある意味開き直れるようになったことで元気になった。

 

が、元気になっただけで、ダメ人間・コミュ障・真面目系クズである根本は変わっていない。多少マシになった部分もあるが、サボり癖・逃げ癖は変わっていない。むしろ質が悪くなってすらいる気がする。

 

一人で生きているならそれでもいいかもしれないが、家族がいて、曲がりなりにも夫である。自分やパートナーを守る・幸せにするという責任感がなければ成り立たない。

 

ということで前フリがだいぶ長くなってしまったが、要は自分はまだまだダメ人間なので、もう一度そのことを自覚して、自分とパートナーが幸せで居続けられるような生き方をしていこうと思ったという話。

 

10年前、自己嫌悪の渦から抜け出そうともがいてた時期を第1フェーズとするなら、ここから第2フェーズ。なぜか僕はなにかをがんばろうとするとき、ほぼ必ずランニングを始めるのだけど、今回もランニングから始めた。なにをするにしても体力は必要だし、運動をすることでポジティブに頑張れる気力が得られると思うからだ。

 

また具体的なことは折々で書こうと思うが、今日はまずは所信表明を。