生きづらいふ

人生をクリアに、シンプルに、さわやかに。

就活とかいう気持ちの悪いイベント

就活していると(たいしてしていないが)、違和感を感じることがある。

 

おととい、都内の合同説明会に行ってきた。合同説明会に参加するのは、これで2回目。今回も複数の企業のブースに行き、話を聞いてきた。それに加えて、面接のコツや、自己分析のコツとかを教えてくれる講座にも出席してみた。それなりに有意義な1日になった

 

ただ、気になることが2点ほど。ひとつめは、就活がイベント化しているということ。おとといの説明会もそうだったし、4月に行った合同説明会でもそうだったのだが、複数のブースに行くと、クオカードやら図書カードやらがもらえるという特典が用意されていたのだ。

 

これらの特典は、もらえたらもらえたで「ラッキー」という感じで、嬉しいのだが、ふと考えてみると、「あれ、就活ってこういうものだっけ?」と疑問に感じる。就職活動とは、職を求める活動のはずなのに、どこかイベントのようなものになっている気がする。大学のサークル勧誘とたいして変わらない雰囲気が漂っている。

 

もうひとつは、就活していると随所で飛び交う、「成長」「経験」という言葉たち。セミナーや講座に参加すると、必ずこれらの言葉が登場する。「自分を成長させるために」「経験を積める企業に...」一瞬、これらの言葉は聞こえがいい。うんうん、と頷いてしまいそうになる。

 

けど、よく考えてみると、「どこへ向かって成長するのか」「その経験はいつどこで活かすのか」と疑問に思う。仕事とは、「今」を生きるためにするものなんじゃないだろうか。というか、みんなそんなに向上心があるのだろうか。「御社に入って、自分を成長させたいです」とか本気で言うのだろうか。(正直にいえば、本気でそういうことが言える人に嫉妬しているだけなのだけど。)

 

こんなことを説明会に行って、思った。就活は、わけのわからん気持ちの悪いイベントだな、と思う。とはいえ、真剣に就活に取り組んでいる同い年の人たちを、僕は尊敬している。

 

なぜ君たちは就活になるとみんな同じようなことばかりしゃべりだすのか。 (ジブンの本当の価値を伝える技術)

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就活のバカヤロー (光文社新書)

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