生きづらいふ

人生をクリアに、シンプルに、さわやかに。

はつしゅっきん

きのうが初出勤だった。通常のシフトでは18時~22時という時間帯にはたらくのだけど、きのうは研修ということで朝から1日はたらいてきた。午前中はずっと会議室的な部屋で資料を見ながら説明を聞き、午後からやっと実際やる作業の練習をした。ちなみに仕事内容は簡単なデータ入力。

 

まだ研修を終えただけなので、とくに思うことはあんまりないんだけど、現時点での感想を簡単に書いておこうと思う。

 

いままで僕が経験してきた「仕事」なり「バイト」は、ほぼすべて倉庫内での軽作業だった。仕分けだったり、ピッキングだったり、梱包だったり。基本的にずっと立ちっぱなしで作業時間は私語はほとんどせず、とにかくもくもくとおなじことを繰り返す。機械のように繰り返す。そんな作業しかやったことがなかった。

 

そういう作業は簡単であることはまちがいないんだけど、体力的にはけっこうしんどい。ずっと立っているので、帰るころには足腰しんどいし、ずっとしゃべらずにもくもくと作業をやっているのもストレスがたまる。人づきあいがないという点では気楽なんだけど、「孤独」というか「気を抜けない」というのか、そんな感じがあってしんどい。

 

けど今回やる仕事はオフィスワークで、パソコンの前に座ってもくもくとデータを入力していく。もくもくとおなじことを繰り返す点ではあまり変わらないけど、座っていられるという点は僕からすれば革命的だし、多少であれば私語をしても大丈夫なくらいには職場の空気が軽いみたいだ。倉庫は空気が重かったので信じられない。

 

あと感じたのは、派遣とはいえ、実際の「労働の場」に足を踏み入れることで、「はたらく」ということがどんな感じなのかを目の当たりにできるんだということ。もちろんいままでやってきた軽作業も実際の労働現場なんだけど、やっぱりオフィスワークが多くのひとが従事する労働だと思うので、そういう世界を見れるのは貴重だな、と。(軽作業の世界を知れたことも貴重な体験だと思っている)

 

どうでもいいことなんだけど、職場に出入りするときにつかうセキュリティカード?というものをもらった。入るときにピッとかざすとドアが開いてなかに入れるというやつだ。軽作業をやっていたときもそういうものを社員さんが持っていたのを何度も目にしていて、僕はひそかにあのピってやるカードに憧れをもっていた。なのでそれをもらって首からさげたときはわずかにテンションがあがった。

 

閑話休題

 

今日からシフト通りにはたらきはじめる。そして実際の業務に入る。やることは簡単なんだけど、間違えてはいけないというプレッシャーがあるので多少緊張感がある。あとは職場での人間関係だったり、細かいルールだったり、いろいろ慣れるまで緊張を感じると思う。でもいまの僕だったらなんとかなる、という根拠のない自信もあるので大丈夫なはずだ。なんとかなる。どうしてもいやだったらやめればいい。

 

最後にきのう、いっしょに研修を受けていた人との会話を紹介しよう。

 

「えんぴつさん、学生さんですか?」

「いえ、学生じゃないですねえ」

「あ、そうなんですか、じゃあ普段はなにを...?」

「あー、えーとー...」

「...あっ、言えないんならいいんですよ!」

「ああいえ!そんなことはないんですけど...!すいません」

「いまいろんな人がいますもんねー」

「そうですねえ...」

 

これがニートが受けるべき洗礼のようだ。