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生きづらいふ

人生をクリアに、シンプルに、さわやかに。

風通しのよいゆるい生き方/『持たない幸福論』

書評

とある出来事の憂さ晴らしに買ったphaさんの『持たない幸福論』を読んだ。とある出来事についてはここに詳しく書いた。(家入一真さんに会いに渋谷へ、そして僕は...

 

phaさんの本を読むのははじめてだ。『ニートの歩き方』という本が有名だけど、まだ読んだことがない。この本ではじめてphaさんの文章を読み、考え方・生き方を知ったのだけど、なんとも理想的なゆるーい暮らし方をしていてちょっと憧れた。気になった箇所をピックアップしてまとめておく。

 

あと、「何かやらないと時間がもったいない!」とか、「ぼーっとしてると人生がもったいない!」とか言う人は、結局単に体力が余っているだけなんじゃないかと、小さい頃からずっと体力のないほうの人間だった僕は思う。 

 

「何もしないというのが苦痛」という人の気持ちが分からない。ヒマこそ最高じゃないか、と思う。ちょこちょこと動き回っているのは疲れるから。でも、そんな自分はただ怠惰なだけなんだろうと思ってたから、「体力がないだけ」という考えは新鮮だった。

 

 人間は自分の子どもの頃に育った環境を、大昔からある当たり前のものだと思ってしまいがちだけれど、実はそんなことはなくて、多くの場合それは変化し続ける歴史の中での一時的なものに過ぎない。

(中略)

「歴史的に一時的なものを昔からずっとあった当然のもと思い込んでしまう」というのは人間が陥りやすい思考の罠なので気をつけないといけないんだけど、歴史をちゃんと知ることでそうした思い込みは避けやすくなる。

 

ありがちな「俺の若いころは...」「今の若者は...」というのは、こういう思い込みがあるから起きることなんだろう。自分が生きてきた時代や社会を当然のものだと思い込んでしまっている。社会は常に少しずつ少しずつ変化していて、それに合わせてアップデートを繰り返しながら生きていく、ということをやる必要がある。

 

 人間が人生の中でやることって結局、大体七割くらいは「居場所を作るため」の行動じゃないかと思う。

(中略)

居場所というのは「安心して居られる場所」「自分はここにいてもいいんだと思えるような場所」のことだ。仕事をするのも、お金を稼ぐのも、友達を作るのも、恋人を作るのも、家族を作るのも、家を買うのも、飲みにいくのも、趣味を持つのも、大体全部居場所を求めてすることだ。人は居場所があれば生きていけるし、社会のどこにも居場所がない状態になってしまうと事件や問題を起こしてしまったりする。

 

ほんとに人間にとって「居場所」というのは必要不可欠なんだと思う。最近はphaさんだけじゃなくいろんな人が同じようなことを言っている。家入さんがリバ邸を立ち上げたのだって、「居場所」を作りたかったからだし。人間関係が希薄になっている現代だからこそ、居場所の重要さが増しているんだ、と思う。みんな実は寂しいんだ。

 

本の後半には具体的な「居場所の作り方」なんかが書いてあって、ちょうど昨日お知らせした「生きづらさを抱えている人の居場所」を企画するのに参考になることがたくさん書いてあった。

 

とにかく心地の良い「ゆるさ」を感じられる本だ。文章もすごく分かりやすくて読みやすい。さらさらっと読める心地よさがある。内容も、生きていて「なんか疲れるな...」という人に安らぎとか心地よさを与えるような「ゆるさ」がある。

 

新品の本を買うことなんか滅多にしない僕だけど、これは買ってよかったと心から思えた。

持たない幸福論 働きたくない、家族を作らない、お金に縛られない

持たない幸福論 働きたくない、家族を作らない、お金に縛られない

 

お知らせ:生きづらさを抱えている人の集会所を作ります。

作ります。くわしくは6/18に投稿したブログをご覧ください。

まだ24時間も経っていないが、早くも4名の方から連絡をいただきました!

とりあえず今週末まで参加者を募集しようと思います。定員を設定する予定はありませんが、一応の目安として10名が上限かな、と考えています。興味がある方は、僕に連絡をお願いします。

「少し興味あるけど、こういう場には出づらい...」という方にこそ参加してもらいたい、と思っています。どんな形でもいいので、連絡を待っています。

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