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生きづらいふ

人生をクリアに、シンプルに、さわやかに。

「おだてる」という行為は、ただの傷のなめ合いですよね?

考察

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他人、とくに目上の人をおだてるのが当たり前、みたいな風潮がある日本ってけっこうヤバイと思う。海外でもそういう文化があるのかよく分からないけど、少なくとも日本では「おだてる」っていうのは、結構重要なコミュニケーションになっていたりする。

 

おだてる

1 うれしがることを言って、相手を得意にさせる。何かをさせようと、ことさらに褒める。もちあげる。

2 人が落ち着いていられないほどに騒ぎ立てる。 

 

「おだてる」には2つの意味があるようだが、僕がヤバイと思うのは1の方。会社の上司と飲みに行ったり、お偉いさんと接したりするときに、ご機嫌を取ろうとしておだてる、という場面がよくあるんじゃないか、と思う。テレビなんかを見ていても、大御所のタレントが出ていたりすると、気を使っておだてる、というシーンをよく目にする。

 

そういうシーンを目にすると、なんかすごくみっともないな、と思う。自分のプライドが傷つくことを過剰に恐れているのだな、ということを感じる。(人一倍、プライドが傷つくことを恐れる僕が言うのもおかしな話だけど)

 

 

なんていうか、どれだけ日本人が他者からの評価に依存しているかがうかがい知れるような気がするのだ。すぐに傷ついてしまうような繊細なプライドを、みんなでカバーしあっている様子に気持ち悪さを感じる。ただの傷のなめ合いをしているような気がするのだ。

 

心から相手に敬意を払ったときに出てくる褒めの言葉は、言われる方はもちろん、言う方も心地よさを感じると思う。けど、ご機嫌取りのためのおだて言葉っていうのは、言われた方は薄っぺらい言葉に一時的に満足するかもしれないが、結局はお世辞みたいなものであるし、言った方もあまり気分は良くないだろう。

 

基本的に日本人は自尊心が低い人が多いと思う。みんな自分に自信がないので、お互いにおだてあったり、お世辞を言ったりして、傷をなめ合っているのだ。平穏な人間関係を築きたいときには、お互いの自尊心を守ろうとするし、気にくわない人に対してはすぐ自尊心を潰しにかかるような発言をして攻撃する。

 

いい加減、他者からの評価に一喜一憂するのはやめた方がいいと思う。子どものころに、しっかり自尊心を育むような教育とかをしていく必要があると思う。子育ての段階で、親が子どもの自尊心を削いでしまっていて、そういう教育がどんどん親から子へと連鎖してしまっている。学校教育もそうだけど、親の子育ても見直すべきだと思う。

 

学力を伸ばす教育よりも、健全な自尊心を育む教育のほうが大事だ。毒親に育てられた僕はそう思う。

© 2014 enpitsu